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コンポジットレジン修復(CR修復)その3
CR修復治療は単純に歯と同じ色調の材料を詰める以外でも、様々な用途に当院は使用しています。
よく応用編として使う方法は、『レジンコーティング法』です。
『レジンコーティング法!?』、何それ?という感じではないでしょうか。
『レジンコーティング法』とは、歯がしみないようにプラスチックでコーティングしてあげる行為を言います。
すなわち、生活歯(神経が生きている歯)は削ると、削った面や層がむき出しになると当然しみるのは想像が付くと思います。
一層、プラスチックの膜を作ることで外来刺激を遮断し、金属やセラミックの詰め物を詰める前後に生じる「しみる症状」を、少しでも緩和します。
専門用語では『樹脂含浸層(ハイブリッドレイヤー)』と言います。
では、なぜ他院ではレジンコーティングを実施している医院は少ないのか!?
それは、コストがかかる点が大きいのではないでしょうか?
多くの医院では軟化象牙質(虫歯)を除去した後は、セメントで修復するケースがほとんどです。セメントはコストパフォーマンスが良く、従来から歯科では良く虫歯除去の後に修復する材料として使用されていました。その名残もあり、多くの先生方の間で今でもセメントを使用する先生が多いですし、それが決して間違っている訳ではありません。
しかしながら、どんなにきっちり治療したとしても、患者さまから『しみる症状』の訴えがあった場合は、やはり材料の質がもたらす恩恵はあると思います。
当院にも、他院で治療した歯や金属を詰めた歯がしみる、温かいものでズキズキするので診て欲しいという患者さまが多く来院されます。
患者さまの中にはご自身に治療された内容を把握していない方も多いので、まずしみる原因や温熱痛などを説明してから、治療に入らせて頂いております。
患者さまの中には再治療ではどうにもならず、神経を取る処置になる場合もあることなども説明しております。
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